賞名 第24回蒲郡俊成短歌大会
募集時期(締め切り) 2009年2月13日(金)当日消印有効
主題 自由
選者
島田修三・栗木京子・小塩卓哉・服部亘志・手嶋文子・中村 達・井野佐登
主催 蒲郡俊成短歌大会実行委員会
場所 愛知県蒲郡市
URL http://www.city.gamagori.aichi.jp/kyoiku/shogai/shunzei/
過去の優秀作品
第23回大会
・赤毛のアン降り立つときを待つやうに駅の桜の莟ふくらむ 洲淵智子(愛知県豊橋市)
第22回大会
・唐黍を風呂敷に包み亡き祖母が汽車から降りてきさうな日和 藤林正則(北海道稚内市)
第21回大会
・踏切のわが辺電車の傾ぎ過ぐ錆のにほひをかすか残して 丹下妙子(岐阜県羽島市)
第20回大会
・亡き母の里は桑名市職人町祖父は鋳物の木型造りき 廣田早苗(愛知県名古屋市)
第19回大会
・磯笛のまだあどけなき十八の海女の足裏の淡紅まぶし 小松原康生(愛知県一宮市)
第18回大会
・飾り棚の香水壜にさす月の光ゆらめきぬ訪ひ来たるらし 朝居た江(愛知県刈谷市)
第17回大会
・吾知らね地球蒼しと人の言ふその土に黄水仙しずかにひらく 水谷恭子(愛知県新川町)
第16回大会
・また一人入りきて湯桶鳴らしをり玻璃ごしに怒濤は音なく打てる 片岡昭雄(愛知県美浜町)
第15回大会
・踏み出すに惜しき雪道を容赦なく轍が朝をうごかしはじむ 畑佐恵美子(愛知県師勝町)
第14回大会
・街頭募金のノルマ果して帰りゆく盲導犬の足どり早し 加藤須磨子(愛知県名古屋市)
第13回大会
・コツコツとガラス戸たたき我を呼ぶ夫の指さす桜の開花 岩本甲子(愛知県半田市)
第12回大会
・山火事を消しに行きたる吾子未だ夜半を還らず涅槃西風吹く 岡本美治香(愛知県蒲郡市)
第11回大会
・願はくば我より先に逝きませと老いたる母に言ひて悲しむ 伊藤玖水子(愛知県名古屋市)
第10回大会
・海埋むる土になるとふふるさとの雉住む山の日々くづさるる 神田あき子(愛知県蒲郡市)
第9回大会
・伊吹おろしひねもす吹ける給油所に長き一日を終えて帰り来 岩瀬和子(愛知県幸田町)
第8回大会
・勝気なるわが妻あはれ寝言にて怯えし言葉いくたびもいふ 浅井浩(愛知県幸田町)
第7回大会
・連れ立ちて節句の浅蜊取る海に春の雪降る寒しともなく 小田那美江(愛知県蒲郡市)
第6回大会
・雨の日の続きて蜜柑貯蔵庫に腐敗みかんの選り別けをする 小田和広(愛知県蒲郡市)
第5回大会
・この町に小さき給油所を夫と共に守りて過ぎし二十幾年 岩瀬和子(愛知県幸田町)
第4回大会
・機を織る動作緩慢となりしわれ二十八年の年月思ふ 夏目冨美子(愛知県蒲郡市)
第3回大会
・亡き母の戸棚に見出でし金米糖色変りせず四年過ぎたる 小林壽美(愛知県蒲郡市)
第2回大会
・風寒き春のひと日を老い夫がわが傍に古銭をみがく 小林たつ(愛知県蒲郡市)
※第1回大会は、冷泉貴実子氏による文化講演会を実施。(演題:「藤原俊成卿と冷泉家」)
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