現代短歌評論賞 歴代受賞者
年 | 回 | 受賞者 | 受賞作品 | 課題 |
2007 | 25 | 藤島秀憲 | 日本語の変容と短歌 ――オノマトペからの一考察 | 日本語の変容と短歌 ――若者言葉から古典回帰まで |
2006 | 24 | 高橋啓介 | 現実感喪失の危機 ――離人症的短歌 | 短歌におけるリアリティとは ――作品の評価軸を考える |
2005 | 23 | なみの亜子 | 寺山修司の見ていたもの | 歌人の登場、或いは歌人の退場、と歌壇の変容について |
2004 | 22 | 森井マスミ | インターネットからの叫び ?「文学」の延長線上に | 短歌の媒体と作品の関係(発表形態と作品の関係) |
2003 | 21 | 矢部雅之 | 死物におちいる病 | 現代短歌から見る近代短歌の出発点 ?一周回った近代? |
2002 | 20 | 川本千栄 | 時間を超える視線 | 改めて短歌に何が可能か 近年起きている、意識改革を迫る、想像を超える現実を前に、短歌の存在意義を論じてください。(テロリズム、経済不況から家庭内虐待まで) |
2001 | 19 | 森本平 | 「戦争と虐殺」後の現代短歌 | 短歌の新世紀を拓く 過去に捨て去るべきもの これから育てるべきもの |
2000 | 18 | 小林幹也 | ?本邦雄と三島事件 ?身体表現に向かう時代のなかで? | 歌人論 ?歌人とその時代 |
1999 | 17 | 小澤正邦 | 「も」「かも」の歌の試行 ?歌集『草の庭』をめぐって | 現代短歌の尖端的試み ?閉塞状況を打破するために |
1998 | 16 | 岩井謙一 | 短歌と病 | 正岡子規「歌よみに与ふる書」から百年、第二芸術論から五十年、を経た現代の史的視点を問う |
1997 | 15 | – | 該当作なし | 短歌と○○との接点 ○○のテーマの選択は自由です。必ず短歌との接点で論じて下さい。 |
1996 | 14 | – | 該当作なし | 短歌は何を目指すべきか ?短歌の将来性 |
1995 | 13 | 田中綾 | アジアにおける戦争と短歌 ?近・現代思想を手がかりに | 近代短歌の超克 |
1994 | 12 | 吉川宏志 | 妊娠・出産をめぐる人間関係の変容 ?男性歌人を中心に | 現代の人間関係の変容と短歌 |
1993 | 11 | 猪熊健一 | 太平洋戦争と短歌という「制度」 ?「第二芸術論」への私答 | 短歌と時代 ?時代とのかかわり? |
1992 | 10 | 小塩卓哉 | 緩みゆく短歌形式 ?同時代を歌う方法の推移 | 現代短歌これからの主題と方法 |
1991 | 9 | 柴田典昭 | 大衆化時代の短歌の可能性 ?俵・加藤・道浦の新歌集をめぐって | 現代短歌の新人像 ?新しい短歌にどんなイメージを求めるか |
1990 | 8 | 鳥瀬信博 | 鳥はどこでなくのか | 過去の短歌解釈の再検討 作品論・歌集論?万葉から近代まで |
1989 | 7 | 坂出裕子 大野道夫 | 持続の志 ?岡部文夫論 思想兵・岡井隆の軌跡 ?短歌と時代・社会との接点の問題 | 歌人論 ?対象歌人は限定しません。但し、現代短歌にあたえた影響・功罪の視点から論じて下さい |
1988 | 6 | 加藤孝男 | 言葉の権力への挑戦 | 表現方法や主題の変化からみた現代短歌の特質について ?これからの短歌の方法 |
1987 | 5 | 谷岡亜紀 | ライトヴァースの残した問題 | 現代短歌の変質とこれからの展開 |
1986 | 4 | 喜多昭夫 | 母性のありか ?女流歌人の現在 | 現代文化における短歌の局面 現代短歌の諸分野との関係を踏まえて、体系的に論じて下さい。 |
1985 | 3 | 山下雅人 | 現代短歌における“私”の変容 | 現代短歌の可能性をさぐる。 現代歌人の作品を踏まえて、体系的に論じて下さい。 |
1984 | 2 | – | 該当作なし | 今後の短歌をリードしていく大きな流れを作っていくとみられる動きを、今起こっていることから見出して、体系的に、論じて下さい。 |
1983 | 1 | – | 該当作なし | 昭和短歌五十年史を今日から顧みて改めて考え直すべき問題、或いは事柄について |
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